高島敏夫の研究室

白川文字学第二世代です。2017年8月にはてなダイアリーから引っ越してきました。少しずつ書き継いでいきます。

【高島敏夫《金文講座》 ──白川静『金文通釈』に沿って】に6篇アップしました。

高島敏夫《金文講座》 ──白川静『金文通釈』に沿ってに6篇アップしました。034~039です。
    テキストには「(七)匽侯と召公一族の銘文」としております。
 難解な銘文が多いですが、何とか理解できる形にまとめたつもりです。

 匽は後に燕と表記しますが、最初は「匽」と書いていて、そこに召公が封建されたこと、しかし実際に匽の地に赴任したのは息子の「克」であるという点が重要な事柄です。

 今回読む銘文には珍しいことに「白馬」が3回出てきます。これらの銘文をまとめて見ると、以前分からなかったことが結びついてきて、合点の行くところが出てきます。学問の面白いところはこういう所にあります。

【034《金文講座》040 𥃝尊を読む】https://www.youtube.com/watch?v=sz-fJzQi-jk&t=52s
【035《金文講座》041 克罍_42 小臣きょ鼎を読む】https://www.youtube.com/watch?v=cJJYw5_ssRg&t=7s
【036《金文講座》043 匽侯召鼎を読む】https://www.youtube.com/watch?v=A9ULuCmAyX0&t=9s
【037《金文講座》044 𥃝圜器を読む】https://www.youtube.com/watch?v=iILUti2T1Tc&t=6s
【038《金文講座》045 堇鼎を読む】https://www.youtube.com/watch?v=k28KAtWR-Tw&t=5s
【039《金文講座》046 作冊大方鼎を読む】https://www.youtube.com/watch?v=FBvXtuva7wc&t=176s

 034~039のテキストはここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1PILcwzb-ftoiiNbITpewNN8lWea47ezE/view?usp=share_link

 最後に【補説】として「琉璃河商周遺址」の最近の情報を紹介しております。これは中国の「考古公開課」という番組を元に整理したものです。2023年1月2日に放映されたものです。講師は雷興山という考古学者です。説明も分かりやすいです。以下に記しておきます。

〈带您一起揭秘琉璃河遗址,寻找最早的北京城!20230102 |《考古公开课》CCTV科教〉
https://www.youtube.com/watch?v=C1qes9KVjWk