高島敏夫の研究室

白川文字学第二世代です。2017年8月にはてなダイアリーから引っ越してきました。少しずつ書き継いでいきます。

2022年5月28日(土)に実施した、第1回目の公開講座《金文講座》の録画をアップしました。

 公開講座《金文講座》の講義を録画したものをアップしました。2022年5月28日(土)に実施したものです。対面講義としては最初の講義で第1回になります。こんな感じでやっていますので、是非足をお運び下さい。質問なども講義の後でお受けしています。

061 公開講座《金文講座》講義実況録画 第01回 召公関係の1_001大保卣~008御正良爵 2022年5月28日(土)実施分
 https://www.youtube.com/watch?v=ojXhIx_bis4&t=733s

 

YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十三)小盂鼎を読む として2篇をアップしました。

 YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十三)小盂鼎を読む として2篇をアップしました。№059~№060です。
 《小盂鼎》は字数400字ほどの長文ですが、判読できる文字が3分の2程度ですので、十分読みきれませんが、私なりに整理しました。幾分読む目安ができたと思います。この銘文にしか出てこない語も多く、また儀礼の場が細密に伝えられているなど、他の銘文には見えない内容ですから資料としての価値は高いです。《大盂鼎》とはまた違う意味で重要な銘文ということができます。

【059《金文講座》068-1 小盂鼎を読む(前半)】https://www.youtube.com/watch?v=4eUTtMMsM60
 他の銘文では見ることができないことがいくつも記された銘文だが、欠損した文字が多いため意味を十分把握できないが、資料としてこういう銘文も読んでおく必要がある。前半部分は、盂が、異民族である鬼方を征伐して凱旋したことを報告する場面。鬼方の酋長を訊問して処断する場面。そしてその後火祭りを行なうという展開。

 059~060のテキストはここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1GP5CUXBg294IB_kIQPTdVpxARf6ENCIG/view?usp=drive_link


【060《金文講座》068-2 小盂鼎を読む(後半)】https://www.youtube.com/watch?v=_Lj-CRaV5D4&t=434s
 「禘祭」の厳かな儀礼の場が感じ取ることができる銘文になっている。文王が周王と呼ばれていた点を話題にしているのは、殷代末期の状況の捉え方に関係があるからである。
 059~060のテキストはここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1GP5CUXBg294IB_kIQPTdVpxARf6ENCIG/view?usp=drive_link

 

2023年度連続公開講座《金文講座》第4回目のお知らせ

2023年度連続公開講座《金文講座》第4回目のお知らせ
 今回から会場が変わります。

日時:12月9日(土)14:00~16:00 【会場】立命館大学(衣笠)存心館 ZS311

 念のためチラシを貼り付けておきます。

 今回の内容は、《大盂鼎》の後半です。

【開催日程】
第1回 5月27日(土)14:00~16:00 【会場】立命館大学(衣笠)敬学館 KG208
第2回   7月15日(土)14:00~16:00 【会場】立命館大学(衣笠)敬学館 KG108
第3回 9月30日(土)14:00~16:00 【会場】立命館大学(衣笠)敬学館 KG108
第4回 12月9日(土)14:00~16:00 【会場】立命館大学(衣笠)存心館 ZS311
第5回 2月24日(土)14:00~16:00 【会場】立命館大学(衣笠)存心館 ZS311
(注)存心館は中央広場の西で、時計台の南の校舎。敬学館KG108は去年と同じ会場。

 

YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十二)大盂鼎を読む(後半)として2篇をアップしました。№057~№058です。

【057《金文講座》067-4 大盂鼎を読む(後半)1】https://www.youtube.com/watch?v=yxM-z9KW4j8&t=7s
 《大盂鼎》後半1。「遹省」の段。盂の祖南公を継承して、この地を治めよとのこと。遹省に伴う多数の賜物が列挙される。
 057~058のテキスト〔修正版〕はここからダウンロードできます。

【058《金文講座》067-5 大盂鼎を読む(後半)2】https://www.youtube.com/watch?v=bGVxTqrBq1Y
 《大盂鼎》講義全5回の最終回。この時期から周文化らしさが出てくるが、西周時代の銘文から、天の思想が浸透していくのをどのようにして読み取るかという話を【付論】とする。
 057~058のテキスト〔修正版〕はここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1hPeDRBnh7VQbrGIB2MDwqEeD0gmAcnYj/view?usp=drive_link

 

YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十二)大盂鼎を読む(後半)として2篇をアップしました。№057~№058です。

【057《金文講座》067-4 大盂鼎を読む(後半)1】https://www.youtube.com/watch?v=yxM-z9KW4j8&t=7s
 《大盂鼎》後半1。「遹省」の段。盂の祖南公を継承して、この地を治めよとのこと。遹省に伴う多数の賜物が列挙される。
 057~058のテキスト〔修正版〕はここからダウンロードできます。

【058《金文講座》067-5 大盂鼎を読む(後半)2】https://www.youtube.com/watch?v=bGVxTqrBq1Y
 《大盂鼎》講義全5回の最終回。この時期から周文化らしさが出てくるが、西周時代の銘文から、天の思想が浸透していくのをどのようにして読み取るかという話を【付論】とする。
 057~058のテキスト〔修正版〕はここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1hPeDRBnh7VQbrGIB2MDwqEeD0gmAcnYj/view?usp=drive_link

 

YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十一)大盂鼎を読む(前半)として3篇をアップしました。

  YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十一)大盂鼎を読む(前半)として3篇をアップしました。№054~№056です。

  https://www.youtube.com/@user-kw9pi7fx7u/videos

 大盂鼎は西周前期で最も長い銘文をもつことで知られるが、銘文には、文王の受命のことや殷が滅んだ原因が大量の飲酒にあることなどが記されていて、歴史資料としても重要である。他にも色々話題性に富む銘文なのでじっくり取り組んで頂きたい。

 054~055のテキストはここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1Iql2k1jFhM5bgD9skISkgTgO_pSZaWDs/view?usp=drive_link

 

【054《金文講座》067-1 大盂鼎を読む(前半)1】
 長い銘文を公開講座では二回に分け、YouTube《金文講座》ではそれを更に細分して講義する。先ずは「前半の1」の「文王の受命」から。

【055《金文講座》067-2 大盂鼎を読む(前半)2】[3110]
 「飲酒の戒め」の段。殷が滅んだのは儀礼に大量の酒を用いたことにあるとするところ。

【056《金文講座》067-3 大盂鼎を読む(前半)3】
 「盂への命令」の段。儀礼関係の語が多く出てくる。「徳」概念を理解すること。

 

 

YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十)「榮[借字]・麥の諸器の銘文」として4篇をアップしました。

  YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(十)「榮[借字]・麥の諸器の銘文」として4篇をアップしました。№050~№053です。
  https://www.youtube.com/channel/UCGqRJu2Ff4waKSahWGfjTGg/videos

【050《金文講座》063 榮[借字]𣪘一を読む】
 今回は第10回として4篇の銘文を読む。冒頭に概説しているのでご覧下さい。これらの銘文に出てくる人物は榮[借字]と邢侯と作冊麥。前の二者は殷系氏族だが、周公の一族でもある。また麥も殷系氏族だが邢侯の作冊を務めている。これらの銘文は西周時代初期の大転換期のものだが、その激動期に起きていたことの一端を窺うことができる。
 この《榮[借字]𣪘一》は文末を「周公の彝を作る」で結んでいることから、周公旦の子であることが分かる。非常に豊富な内容を含む銘文なので、じっくり腰を据えてご視聴下さい。

 050~053のテキストはここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1oj0o0GYgD4_Wlyv9D2P88tcJeKdNwVyU/view

【051《金文講座》064 榮[借字]𣪘二を読む】
 王から父榮[借字]と呼びかけられる榮[借字]。王とはどのような関係にあるのか? また「王」と「天子」の使い分け等々。

【052《金文講座》065 麥盉を読む】
 邢侯𢓊の作冊を務める麥は「使」でもある。「使」「史」概念を改めて考える契機に。

【053《金文講座》066 麥尊を読む】
 宗周からホウ京に移動し辟雍儀礼を行なった記録。ホウ京での辟雍儀礼の持つ歴史的意味。難解な銘文ですが、重要なことが書かれていますので、繰り返し粘り強く見ておいて下さい。