今回は(七)として「(七)匽侯と召公一族の銘文」と題しました。
「匽」の地が河南省や山東省ではなく、北京市の西南郊外の琉璃河鎮一帯であることが、考古学の発掘により明らかになりました。また匽侯を命ぜられたのは文献に記されたように召公奭ではありますが、実際に赴任したのはその子の克であったことも、琉璃河商周遺址から出土した《克罍》《克盉》の銘文から分かりました。
こうしたことが明らかになったことで、分かりにくかった銘文がかなり具体的に描き出せるようになりました。もちろんまだ不明な点も残っていて難解な銘文が多いですが、私なりに何とか理解できる形にまとめたつもりです。それと今回読む銘文で面白いのは、「白馬」が3回も出て来ることです。【補説】として私自身も2回行ったことのある琉璃河商周遺址のことなどもお話し致します。
会場:敬学館 KG108教室(立命館大学 衣笠キャンパス)
日時:2月25日(土)14:00~16:00
公開講座のテキスト〔正規版〕は当日配布します。
ご質問も受け付けます。講座以外のことでもご質問頂ければ私に分かる範囲でお答えします。「質問受付用紙」を用意していますので、下記のところからダウンロードして下さい。当日講座開始前にご提出下さい。(終了後でも可)
【質問受付用紙】
https://drive.google.com/file/d/10bGswJ5rDX0qIzTP9XQWrKcxS1xz083V/view?usp=share_link