高島敏夫の研究室

白川文字学第二世代です。2017年8月にはてなダイアリーから引っ越してきました。少しずつ書き継いでいきます。

2020年度連続公開講座(全3回)のお知らせ(変更あり)

 今年は西周後期の代表的な青銅器である《毛公鼎》を読みます。

実施日時:11月28(土)14:00~16:00
     3月13日(土)14:00~16:00

     3月27日(土)14:00~16:00

会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館カンファレンスルーム 

 

講師:高島敏夫

内容:
 去年は西周前期の代表的な青銅器である《大盂鼎》の銘文の全文を3回に分けて読みました。今年は西周後期の代表的な青銅器である《毛公鼎》を読みます。毛公鼎の作器者である毛公は、西周王朝を草創期から支えてきた周公の一族ですが、後期においては王から執政を託されるほどの存在に成っていました。王朝としての勢いがあった西周前期と比べますと、王朝の勢いが衰えつつあった時代の様子が見てとれる興味深い銘文です。難解な語がかなり出て来る難しい銘文としてよく知られていますが、昨年の《大盂鼎》と同様に、できるだけ分かりやすい説明を心がけるつもりです。今回も歴史の動向や考古学的な知見も話題として盛り込みながら読んでいきます。今年は白川先生の生誕110年に当たる年ですので、研究所所蔵の《毛公鼎》の拓本の展示も行ないます。

テキスト:レジュメ配付。
参加費:無料。金文を描くためのノートをご用意下さい。

 

広報用のチラシを画像ファイル(JPEG)にしたものを貼り付けておきます。

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