高島敏夫の研究室

白川文字学第二世代です。2017年8月にはてなダイアリーから引っ越してきました。少しずつ書き継いでいきます。

YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(14)「伯懋父関係の銘文を読む」として4篇をアップしました。

.2024.5.19(日金)  YouTubeの高島敏夫《金文講座》に(14)「伯懋父関係の銘文を読む」として4篇をアップしました。№063~№066です。
  https://www.youtube.com/channel/UCGqRJu2Ff4waKSahWGfjTGg/videos

【063《金文講座》069 小臣𧧒𣪘を読む】
 今回は伯懋父関係の銘文を読んでいきます。069《小臣𧧒𣪘》は東夷の大規模な叛乱があった時に、伯懋父が殷の八師とともにこの東夷を征圧した時のことが記されている。克師から派遣された軍が海浜にまで到達したことが記されている。
 069~073のテキストはここからダウンロードできます。
https://drive.google.com/file/d/1sQRN7MiFYnum-J3z9aWslqD1SN_BKvb-/view?usp=drive_link

【064《金文講座》070 小臣宅𣪘を読む】
 小臣宅が同公に命ぜられて伯懋父の所に使者として派遣された時のことを記した銘文。伯懋父の所まではかなり遠方であることを念頭に置きながら読む。

【065《金文講座》071 御正衞𣪘・072 吕行壺を読む】
 071 御正衞では「自王」が珍しい用例であることに注目。072 吕行壺の「北征」という語の捉え方によって匽の地が浮かび上がってくる。他に文字表現の観点から語のニュアンスを摑む話しも入れる。

【066《金文講座》073 師旂鼎を読む】
 師旂の配下の者が従軍しなかったことに対する伯懋父の処断が記された銘文。難解な銘文だが「金文通釈」の解釈に沿って何とか読むことができた例である。