高島敏夫の研究室

白川文字学第二世代です。2017年8月にはてなダイアリーから引っ越してきました。少しずつ書き継いでいきます。

曲阜にて(8)──路線バス(待機中)

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 曲阜市内を走る公共バス(公交)がこんな所に? という感じなのを撮ったもの。件の古城村を出て直ぐのところ。曲阜市内を走るバスは実に多種多様で、遠くは湖北など他省からの観光バスも見かける。
 孔廟・孔府・孔林(三孔)などの観光地を巡るだけなら「曲阜平安旅游」の3日間有効のチケットが便利だ。チケットは新幹線の「曲阜東」駅の出入口付近にある案内所で買える。このバスが便利なのは電話をかければホテルの前まで来てくれる点である。一度試してみたところ、直ぐに来たのでびっくりした。電話は観光会社のコントロールセンターにかかり、路上を走る「曲阜平安旅游」のバスには無線で繋がっている模様。街中をこの「曲阜平安旅游」のバスが沢山走っているので、そのようなことが可能になっている。おかげで公交のバスの乗客はまばらというわけである。
 私は観光地以外に行く所が多いので、主に徒歩、時々公交にも乗るという移動の仕方であった。バスに乗るのもけっこう楽しいものだ。よく乗り合わせたのが幼児と若い母親との親子連れで、近くに坐ると必ず子どもが「イェイェ-」とにこにこしながら声をかけてくる。手を振って応えると、ずっとにこにこしている。バスを下りる時も大きく手を振っている。こんなことにも気持ちが和むものである。

 

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 曲阜のバスは小型のものが主体である。乗用車と並ぶとこんな具合。これは「万古長春坊」のあたりである。

 

   → 曲阜にて(9)──孔廟に入る
      http://mojidouji.hatenablog.com/entry/2019/10/22/204129