高島敏夫の研究室

白川文字学第二世代です。2017年8月にはてなダイアリーから引っ越してきました。少しずつ書き継いでいきます。

連続公開講座「西周前期の雄篇《大盂鼎》の銘文を読む」全3回

f:id:mojidouji:20200109095539j:plain

[附記]
 第2回は、第1回の銘文の要約から始めますので、第2回目から出席される方にも理解できると思います。第2回目の銘文を読む過程で、カリスマと徳との関係など、かなり重要な問題に言及します。第1回で話題にした「殷周革命」や「天の思想」とも関連がありますので、一層興味をもっていただけると思います。

[附記]
  第3回は、発展問題として、西周時代に「天の思想」が徐々に浸透していく過程を、金文資料の分析結果を示しながら言及します。これは前回に話題にした「カリスマと徳」の問題と密接に関係しています。そして時間が許せば、陝西省岐山県の周公廟遺址(殷末~西周時代前半)の発掘内容についても話題にしたいと思います。

 来年度は後期の青銅器である《毛公鼎》を読む予定です。併せてお聞きいただくのが有益だと思います。

テキスト:レジュメ配付。
参加費:無料。金文を描くためのノートをご用意下さい。